第16回先進内視鏡治療研究会(J-CASE)

開催のご挨拶

第16回先進内視鏡治療研究会(J-CASE)
当番世話人 大阪医科薬科大学先端医療開発学講座 樋口和秀

この度、第16回先進内視鏡治療研究会の当番世話人を担当させていただくことになりました。最先端の内視鏡治療を扱う本研究会を開催できることを大変光栄に感じております。本研究会は2007年にNOTES研究会として発足し、第8回より先進内視鏡治療研究会と名称を変更し、外科に限らず内科も含めて、新しい治療内視鏡の開発と発展を目的として開催されてきました。

今回のテーマは“先進内視鏡治療への飽くなき挑戦(Mission impossible in interventional Endoscopy)”としました。NOTESからはじまり、LECS、POEM、内視鏡的消化管全層切除術や最新の縫合術など先進的な内視鏡手技の開発や臨床応用が進んできています。一方、これまでの手技を異なる疾患に応用する、たとえば、ESDを癌ではなく、良性の逆流性食道炎治療に応用するといったいわゆる治療のre-positioningも重要な課題の一つです。特別講演では、最新の内視鏡治療とともに治療のre-positioningも含めてご講演いただく予定です。また、主題の一つとして、“消化管疾患に対する低侵襲治療の展望”を採り上げ、各領域から最新のデータをご発表していただきます。一般演題では、新しい取り組みや基礎から臨床へどのように進んでいるかなど幅広い演題を応募しますので、どうぞ多数の演題登録をお願い申し上げます。会員の皆様方とともに日本の内視鏡治療の発展を目指して飽くなき挑戦をしていきたいと思います。

今回は、コロナ感染も5類感染症に引き下げられたこともあり、久々に対面で熱い議論を交わしていただこうと思い、現地参加のみとさせていただきました。JDDW中の11月4日(土)14時30分から開催の予定でございます。皆様の積極的なご参加をお願い申し上げます。